「中島史恵のヨガで元気に!!」第11回は、室内でも手軽にできる上半身を伸ばす「チャイルドポーズ」、頭頂部の「百会(ひゃくえ)のツボ」を刺激する「ウサギのポーズ」に挑戦します。
──けっこう難しい…
中島
両手を合わせるのが難しければ、近づけるだけでもOKです。理想型は両手を組んで、天井方向に引っ張られるように伸ばす。出来る範囲で頑張ってみてください。そして、上級編では、組んだ両手を頭の方向に軽く倒してみて下さい。肩関節を開くようなイメージです。
──きついですが何とか…
中島
結構、二の腕にも効くんですよ。背骨を丸くして伸ばして、肩が前に入らないように。肩関節が正しい位置に戻すような感じです。1度、起き上がってみたら、頭も目もスッキリするのが分かると思います。頭皮って、顔とつながっているので。血行が良くなる感じもしますね。視界がクリアになるような。
──頭に血が上るかと思いましたが、確かに頭がスッキリします
中島
頭頂部の中心付近にある「百会(ひゃくえ)のツボ」を刺激するのがポイントなんです。「『百』の気の流れが『会う』ツボ」とも言われており、いろいろな効果が期待できる万能ツボなんですよ。リラックス効果や頭痛の軽減、自律神経失調症の緩和、不眠症などに効くそうです。体にも精神的にも癒やしてくれるツボですね。
──なるほど納得です
中島
頭頂部を刺激するとジーンと気持ちいいですが、少し血が上る感覚かもしれません。なので、起き上がるときは、急に動かずゆっくりしてくださいね。頭、背中、肩関節が伸びて気持ちいいですよ。何より、「百会のツボ」の効果もあって、心身ともにリフレッシュ出来るんじゃないかと思います。
第11回おわり。【取材・構成=鈴木絢子】
[2014年4月10日17時0分](1)両腕を体の横に下ろす(2)おなかを引き上げるように腰を持ち上げる(3)頭頂部を床につくよう調整。膝の上に骨盤を置く(4)両腕を背中側に。手を組んで天井に向け伸ばす