1日、東日本のほとんどの河川でアユ釣りが解禁し、約60万匹を放流した那珂川北部漁協(栃木)には、約1万2000人のファンが駆け付けた。

 今年は雨が少なく、やや渇水気味ではあるものの、地元のアユ情報に詳しい「人見釣具店」では「アユは間違いなくいるので、梅雨入りして川の水位が上昇すれば、調子はよくなりますよ」と予測した。

 4月22日には海から遡上(そじょう)してきた稚アユが今季初めて、確認された。以後、5月14日に河口から約111キロ離れた上流部の矢組堰での目撃情報も寄せられた。放流以外にも天然アユの引きも存分に楽しめそうだ。