半夜釣りでマダイとマイカを狙い２２日、釣友４人と「フィッシングセンター・ビッグワン」（日刊銀鱗倶楽部加盟店）の船で午後３時すぎに若狭大島沖へ出た。釣り上げたスルメイカをエサに胴突き仕掛けでマダイを狙い８１センチの超大型サイズをゲット。マイカは納竿した午後１１時までに胴長１３～２７センチをスルメイカまじりで船中約１００杯釣り上げた。梅雨明け後、マイカは盛期を迎え数、型ともに楽しめそうだ。

　２年越しの夢がかなった。８０センチオーバーの大型マダイをついにゲットだ。エサのスルメイカを丸のみにして豪快に暴れ回るマダイの強い引きに魅了された。

　午後７時すぎ、若狭大島沖の水深７５メートル、底が砂地のイカ釣りポイントに入った。イカ釣り用の集魚灯が照らされると、釣りを開始。イカメタルゲームとしてブームを呼んでいる、鉛スッテを使ってスルメイカ＆マイカを釣りながら、胴突き２本バリ仕掛けをセットした、もう１本のサオで、釣り上げた新鮮な小イカをエサに大型マダイを狙う。

　まずは船長の指示ダナ５０メートル付近でサオをしゃくると早速、胴長２０センチほどのスルメイカが乗って来た。準備していたマダイ仕掛けのハリにそのイカを刺して海中へ投入。狙うタナはほぼ底ベタで、オモリが浮かない程度にラインを調整し本命のアタリを待つ。

　最初にマダイらしきアタリが出たのは同９時すぎ。何度か、サオをガツンガツンとたたくようなアタリを見せたが、食い込むまでには至らずに、結局、エサのイカを吐き出してしまった。

　だが「活性の高いマダイはイカに群れている」と信じ、新鮮なスルメイカに付け替えて投入した２投目、サオ先が反応すると、続いてものすごい３段引きでサオ先がグイグイと海中へ突き刺さった。

　「よし、食ったぁ！」と力まかせに合わせを入れる。どっしりとした重量感と、強烈な締め込みが手元に伝わるが、電動リールのスピードを調整しながら、慎重に魚との距離を詰め、数分後、船長のさし出すタモに無事、取り込んだのは実寸８１センチの超大型マダイだった。昨年から狙っていた獲物をついに仕留めた。

　マダイには納竿間際にもアタリをもらったが、残念ながらハリ掛かりせず、終了となった。マイカはポツポツながらも、スルメイカまじりに３ケタ釣果に乗せ、同１１時すぎに帰港。帰路の間も、超大物マダイを釣り上げた興奮はなかなかさめなかった。【日刊ＦＰＣ・兵頭良弘】

　【今後の見通し】若狭湾沖のマイカ狙いはこれから９月ごろまで数釣りが楽しめ、連掛けラッシュで３ケタ釣りも期待が持てる。また、小イカをエサに狙うマダイ釣りも好調で、大型が高確率であたって来るので太仕掛けにしておくのが望ましい。

　【問い合わせ】フィッシングセンター・ビッグワン【電話】０９０・３７６７・１１３０。半夜の仕立て船料金は、５人まで６万５０００円（１人増し８０００円）。出船は午後３時ごろ、納竿は午後１１時ごろ。また、乗合船もあり、料金は１人１万円（４人以上で出船）。他に川口渡船【電話】０７７０・７７・０４３５もある。

　【交通】舞鶴若狭自動車道の小浜西ＩＣを出て、国道２７号をおおい町方面へ。青戸の大橋の信号を右折、青戸大橋を渡って、県道２４１号を北上。大島トンネルを抜け、２つ目の三差路を海沿いへ右折するとＦＣビッグワンの待合所。