「第37回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権」(主催・がまかつ)が10月2~3日に徳島市・小松海岸で開催され、早坂直人さん(44=福田海岸)が悲願のG杯を手にした。

 全国6会場から30選手(シード選手を含む)が参加、釣ったキスの総匹数を競った。3日午後からの決勝戦は秋雨前線の影響で断続的に降る雨と風、波の高いなかで1時間半戦い、早坂さんが7色(約175メートル)の遠投攻めで9投して71匹釣りで2位に28匹の大差をつけてぶっちぎりの優勝をつかみとった。

 G杯には過去6回出場。すべて予選落ち。今年7度目の挑戦で初の決勝戦だった。「何よりも価値のある優勝。G杯はファイナルに残るのが至難の業ですが、来年もう1度表彰台に」と言い切った。

 ▼成績(1)早坂直人 71匹(332グラム)(2)鈴木剛(柿崎中央海岸)43匹(200グラム)(3)渡辺慎二(シード)35匹(197グラム)(敬称略)