太平洋側白老沖でサクラマスを狙った。6日に出漁し、やっと例年並みの釣果を得た。45~53センチが1人当たり3~10匹を釣り上げ、半数が定数10匹釣りで絶好調だった。

 午前5時30分、白老漁港から清栄丸(八谷武四郎船長、【電話】090・9524・9493)に6人が乗船し、水深105~108メートルを攻めた。開始10分ほどで最初のサクラマスがヒット。「タナ80メートル」と声が上がると、全員がタナに合わせて竿(さお)を振った。その直後から次々とアタリだし、短時間で船中7~8匹が上がり、早朝から船中が大いに盛り上がった。

 同じタナで釣果が続いた。数人にマスが釣れ、時々スケトウも交じった。午前9時ころには多い人で7~8匹上がったが、バレもあり多少苦戦を強いられた。しかし、アタリが回復し、数が少なかった人のなかでも、最後は定数になる人もいた。

 後半はタナを30~100メートルまで広く探った。水深70~90メートルで数匹釣れたが、この日は80メートル前後が中心だった。釣果はほかに45~58センチスケトウが1人15~30匹、マダラとソウハチが船中数匹。八谷船長は「水温が3度ぐらいとちょうど良くなり、今後も期待できる」と好調をアピール。この海域は多くの釣り船が集結し、定数釣りの人が続出という無線情報が入っていたように、本格化の兆しが見えてきた。【リポーター・竹鼻雅己=63】