ブリを狙うなら、今でしょ! 若狭湾の白石グリなどで80~90センチが回遊しており、ジギングロッドを絞り込む好ファイトが楽しめる。福井・おおい町にある「民宿・福島」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)のジギング船「アクエリアス」で24日、久角さん(大阪)が87センチ(6・6キロ)、永澤さん(同)は86・5センチ(6・3キロ)、溝口さん(同)は88センチ(6・2キロ)をゲット。

 福島雄一船長によると「今年は春ブリの回遊が少し遅れているので、これからが本番。シラスやイワシの群れにブリがつきだすと浅場でも釣れるようになり、面白くなる。でっかいやつを釣りに行きましょう」とお勧めのコメント。

 タックルはジギングとキャスティングの2パターン。メタルジグ160~200グラムのロングを使い、ワンピッチジャークで誘う。ブリがボトムでヒットすれば引き上げに時間がかかり、大満足の激しいファイトが楽しめる。また、大島沖の瀬周りでヒラマサを狙うキャスティングも面白い。ポッパーやペンシルベイトを急なかけ上がりがある海面に遠投し、ヒラマサを誘い出す。ヒットすれば一気に根に走られるのでスリリングなやり取りが魅力。お勧めルアーは「浮力があり、水の抵抗を受けやすい木製のもの」(同船長)。こちらはトビウオが回遊してくる5月半ばからが好機。

 同船では5月末までブリの重量を競う「春鰤フェスティバル」(参加費1000円、3位までに豪華賞品進呈)を開催中。元気いっぱいの明るい性格で、ソルトルアーフィッシングが大好きな同船長のガイドでビッグワンを狙ってほしい。

 問い合わせは、同乗合船☎0770・77・0095。乗合船料金1万2000円。出船は午前6時半~7時(要確認)。納竿は午後5時ごろ。