春を迎え、日本海での船釣りが楽しいシーズンに入ってきた。先週末の4月29日は積丹町余別沖でヤナギノマイを狙った。悪条件に苦労しながらも、良型が釣れ、船上も盛り上がった。

 29日、晴れ、波1・5メートル。北西の強い風と速い潮流れに苦戦しながらも、ヤナギノマイ26~35センチが、1人30~60匹と好調だった。

 午前6時30分、幌武意漁港から第38浜丸(長内春樹船長、【電話】090・3116・6970)に10人が乗船。水深140~150メートルのポイントに向かった。胴突き仕掛けに針は16~18号、オモリ250号、エサはイカ、赤イカ、サンマを使用。

 早朝は仕掛けを降ろしても着底と同時に群れが散り、食い付きが悪かった。ポイントを何度も変えていると単発で釣れ始め、後半は針数釣れることも。最後の5~6回は入れ食いで、こいのぼりのような眺めになった。

 沖上がりは午後1時で、ほかにはホッケ30~35センチ2~4匹、マダラ40~60センチ船中10匹、ガヤとソウハチ船中数匹。長内船長は「ヤナギノマイは産卵が終わり、荒食いする時期になります」と話しており、ますます楽しみな時期になる。【リポーター・竹鼻雅己=63】