サクラマスが一段落した胆振の登別沖で3月31日、ソウハチを狙った。中型を中心に小型や大型が交じって数が釣れ、クーラーを満杯にする人もいた。

 午前5時、登別漁港から第11漁運丸(本間光好船長、【電話】0144・87・2228)に10人が乗船、20分ほど沖に向かった。晴れ、風は強く、波1・5メートル。胴突仕掛けにオモリは120号、餌は赤イカを使用した。水深は40~60メートル。

 早朝はタナ15メートル前後で釣れた。5、6匹付いたところに、追い食いさせると針数が釣れた。群れが薄くなると、移動して仕掛けを下ろした。群れにより型は大、中、小とさまざまで、手返しの良し悪しで数に差が出た。仕掛けによっては船縁で外れてしまい、海に落とすケースもあった。

 午前8時過ぎから風が強まり、白波がたち始めた。時間とともに潮の流れが変わり、タナは20メートルや25メートル、時には30メートルまで上下し、その都度、船長の指示に従った。ポイントを移動してタナ15メートル前後で群れを見つけたが、ここでは針数は釣れず、2~5匹程度だった。

 それでも、前半の入れ食いが功を奏し、同11時の沖上がりまで23~38センチが1人100~200匹と満足のいく釣行となった。本間船長は「ソウハチは釣れる場所が近くなるとともにタナも浅くなった」と、今後の好漁を保証していた。【リポーター・竹鼻雅己=64】