大谷翔平投手(23)がメジャー自己最長の7回2/3で最多の110球を投げ、6安打2失点、9奪三振の力投で4勝目を挙げた。

 大谷は7試合で計52個と奪三振数を伸ばした。日本投手ではヤンキース田中の58、ドジャースなどで活躍した野茂の55に次ぐ数字となった。9回当たりの三振数を示す「奪三振率」は11・60。1年目の日本投手と比較しても、236奪三振でタイトルを獲得した野茂(当時ドジャース)の11・10、221三振のダルビッシュ(同レンジャーズ)の10・40を上回るハイペースだ。大リーグ公式サイトは大谷のスプリットについて「44打数1安打、30三振」と題した記事を掲載。「テレビゲームのようなレベル」の球だと形容した。

 ◆大谷の奪三振記録 5回にスミスから奪ったこの日7個目の三振でメジャー通算50奪三振を記録。初登板から7試合での到達はエンゼルス史上最速。また、これでデビューから7登板中6試合で6奪三振以上をマーク。これは、記録が残る1908年以降では55年ハーブ・スコア(インディアンス)、14年田中将大(ヤンキース)に続きア・リーグ史上3人目。