靱帯(じんたい)損傷でDL入りしているエンゼルス大谷翔平投手(23)が28日(日本時間29日)に右肘の検査を行うことになった。7日(同8日)にPRP注射を受けており、3週間が経過するタイミングとなる。ソーシア監督は「良い状態で戻れるようにやっている。来週の木曜日に再検査をして、打撃は制限なしでいけることを望む」と期待した。

 22日はブルージェイズ戦の約3時間前、グラウンドにバットとヘルメットを持って現れた。投手陣の練習が行われる中、端の方でスイング。両手でも10度、軽くバットを振った。右肘靱帯損傷後は、左手1本でスイングしてきた。ソーシア監督は両手でのスイングを伝え聞き「Oh~! それは問題ありだ。両手でスイングしないことになっている」と話したものの「経過はすごく良い」と目を細めた。

 また、大谷はチームメートの投球練習が始まると、ブルペンで打席に入った。変化球を交えて12球、球筋を確認するための目慣らしを行った。まずは打者としての復帰に向けて、着々と準備を進める。(アナハイム=斎藤庸裕)