不倫騒動で世間を騒がせたタレントのベッキー(32)が、“許されない恋愛”をあつかった小説に関してトークした。

 ベッキーは18日放送のラジオ番組「よんぱち」にゲストアシスタントとして出演。芥川賞作家の平野啓一郎氏がゲスト出演し、同氏の新作小説「マチネの終わりに」について語った。

 同小説は、天才ギタリストの男と婚約者がいるジャーナリストの女性との恋愛を描いたもの。パーソナリティーを務める放送作家の鈴木おさむ氏は、許されない恋を題材にした物語に気まずそうにしながら読後の感想を尋ねると、ベッキーは「恋心ってみんなあるじゃないですか。私なんかは『キュンとした』とか『ぎゅっとする』とかそんな幼稚な言葉でしか表現できなかったけど、その恋心をさらに細かく細かく説明してくれて、それぞれの恋心にタイトルをつけてくれている感じがすごいと思った。過去の思いを『あ、こういうことだったのか』って。この本を通して過去の自分の気持ちがわかった」と述べた。

 鈴木氏は放送後に更新したブログで、「いろんなたまたまが重なってしまって。ゲストで来た平野啓一郎さんの本『マチネの終わりに』は恋愛物です。その話をベッキーに振るのもちょっとドキドキした」と振り返るとともに、「だけど、そういうことを遠慮するのがダメなんだと思いまして。ベッキーも、それに対して向き合って、答えていました。ちょっとずつ。ちょっとずつです。そうやって、今までとは違う色のベッキーになっていってほしいと思う」とエール。そして「でも、さすがにベッキー、うまい。当たり前だけど。楽だったなぁ。ありがとう。ベッキー」と感謝した。