元テレビ朝日社員の玉川徹氏は6日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、5日にJR京都駅で不審物が発見されたと通報があり、その後の調べで、衣類が入ったリュックと分かり危険性はなかった「騒動」について言及した。

リュックの外側には、手書きで「四塩化一黄酸」と、薬品のような記述があったが、実際は薬品名ではなく、京都府警は故意ではないとみて、持ち主に遺失物として返還した。ただ京都駅は、ゴールデンウイーク終盤の人の移動もあって非常に混雑しており、JR西日本によると、この騒動で計80本が運休し、計97本に最大102分の遅れが出た。また約8万5000人に影響が出たとされる。

玉川氏は「(京都駅は)ただでさえ混んでいるのにたいへんなことですね」と述べた上で「(リュックの持ち主が)解放されたじゃないですか。もし本当に『悪意はないんだけど…』ということなら多分、解放されない。損害賠償も相当になる」と、今回、京都府警が故意ではないとした判断に言及。その理由について「SNS情報によると、化学物質のような名前が付いた船があるらしいですね。その関係者ではないかという話。そうなると本当に悪意はないよね。単に船の名前を書いたものを忘れただけなので。そうじゃなかったら(持ち主は)解放されない」と指摘した。

SNS上では今回の事態を受けて、「四塩化一黄酸」について、過去の記録などから船舶の名前ではないかとする指摘が出ている。