J2C大阪のFW杉本健勇(24)が、ブラジル1部シャペコエンセの選手らを乗せた飛行機墜落事故に胸を痛めた。30日、大阪・舞洲練習場で調整。現地メディアの報道では、12年にC大阪に在籍したFWケンペス選手(34)が搭乗しており死亡が確認されたと報じられている。

 昨年、杉本が在籍した川崎Fに所属していたMFアルトゥール・マイア選手(24)も搭乗していたという。

 杉本は「ケンペスは一緒に戦い、汗を流した仲。ケンペスとマイア、あいつらの分まで4日(J1昇格プレーオフ決勝・岡山戦)は戦いたいと思う」と悲しそうに話した。

 さらに杉本は「(ケンペスは)自分にとってはポジションを争ったライバル。移籍してからも、気にかけてくれて、通訳を通して連絡をくれた。いいお兄ちゃんだったし、どうか助かってくれと祈っていた。(C大阪時代に)ケンペスが付けていた9番は今、俺が付けているので、戦いたいと思います。アイツの分まで」と悲壮感を漂わせた。