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【ロッテルダム(オランダ)1日=エリーヌ・スウェーブルス通信員】昨年末に左足首を手術したフェイエノールトMF小野伸二(25)が、4日(日本時間5日)のデフラーフスハップとのアウエー戦で復帰することになった。小野はこの日のミニゲーム(20分ハーフ)にフル出場し、完全復活をアピール。フリット監督からアウエー戦の遠征メンバー入りを告げられた。北朝鮮戦(9日)に向けた日本代表が発表される3日に間に合わせた。あとは、ジーコ監督次第だ。
軽快なボールタッチに陰りはない。紅白戦で小野は、前半サブ組、後半レギュラー組でフル出場。鋭い切り返しや華麗なパスで、故障からの完全復活を感じさせた。「小野はベストだよ」。ペトロビッチ・アシスタントコーチ(元浦和)が笑顔でOKサインを見せた。もう、心配はない。
小野は「痛みがなければ連れて行くといわれた。最初から(スタメン)ではないだろうけどね」と、フリット監督から“うれしい知らせ”を受けたことを明かした。昨年12月27日の手術直後は執刀した仁賀定雄医師から「全治まで6〜8週間。あくまで術後の経過次第。3カ月かかる場合だってある」と診断されたが、5週間強で試合出場が可能なまでに回復した。
昨年12月19日、長女・夏蓮(かれん)ちゃんが生まれた当日の試合で左足首を負傷した。診断・手術のため、オランダに妻子を置いて帰国することを余儀なくされた。手術後すぐに飛行機に乗ってオランダに戻ることも可能だったが、患部にいい影響を与えないことを知ると、日本でのリハビリを選んだ。長女に会いたい気持ち、出産後の妻を心配する気持ちをグッと抑えた。慎重に慎重を重ね、注意深いリハビリで「最短復帰」を果たした。
最悪の場合、W杯最終予選の前半3試合欠場の可能性もあったが、プロフェッショナルなリハビリで北朝鮮戦前に治してみせた。北朝鮮戦直前合流になる他の欧州組とは異なり、小野は4日の試合が最後だ。北朝鮮戦3日前の6日には代表に合流が可能。とりあえず代表に呼び、コンディションを見て当日のベンチ入り18人に含めるかの判断をする時間がある。
試合勘のない今の状態で日本代表の戦力になれるかどうかが疑問だ。だが、北朝鮮戦を目指して努力し、ピタリと合わせた小野は、チームの雰囲気を盛り上げるのに最高の存在かもしれない。3日の代表発表が注目されるところだ。
[2005/2/2/08:38 紙面から]
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