J2仙台のGK争奪戦が、早くもサバイバル状態に突入した。27日、仙台市泉パークタウンサッカー場で行われた練習中、GK萩原達郎(22)が、アップ中に右足首を痛め病院に直行した。前日には正GK高桑大二朗(31)が左足を負傷し離脱と、30日のキャンプインを目前に控え早くも野戦病院状態。藤川孝幸GKコーチ(42)は「ケガをすれば出遅れるのは分かっているはず」と自己管理の徹底を訴えた。
高桑の離脱で3人となったGK陣に、またもや災難が襲った。ウオーミングアップ中、クロスボールを処理しようとジャンプした萩原が、顔をゆがめピッチに崩れ落ちた。「ばきっと音がした」と練習を途中回避。トレーナーに付き添われグラウンドを後にした。GK陣は小針清允(28)森田耕一郎(20)の2人きりとなった。
練習場は、芝がはげ落ち土がむき出しの状態となっている。午前中は凍っており、午後は砂が浮き出るほど劣悪。ケガの温床となっていることも否めないが、藤川コーチは「グラウンド状態を考えてメニューを調整している。高桑はアクシデントだが、萩原は違う。プロの練習に耐えられる体ができていない証拠」とばっさりと切り捨てた。
30日から行われる1次キャンプ(福島・Jヴィレッジ)で、チームは本格的な戦術練習に突入する。藤川コーチは「DFラインの上げ下げをGKと連動して行う。紅白戦もやる。森田にとっては大きなチャンス。のみ込みも早いし気持ちも強い。実戦練習で自信をつければ、ほかの選手もうかうかしていられないね」と第4の存在だった森田耕一郎(20)の大抜てきまで示唆した。下克上もあるし烈なGK争いが、開幕直前まで続く。【下田雄一】
[2005/1/28/12:29 紙面から]
写真=高桑、萩原の負傷離脱で2人になったGK陣(左から藤川コーチ、森田、小針)
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