J2仙台のDF磯崎敬太(24)が、明日23日のアウエー草津戦でスタメン復帰することが確実となった。21日、仙台市泉サッカー場で紅白戦に臨んだ磯崎は、左サイドバックとして攻撃の起点となるなど軽快な動きを披露。第3節の福岡戦以来、構想から外れベンチ入りすら許されなかった苦悩のサイドアタッカーが、生き残りをかけた復帰戦に挑む。
苦悩の左サイドバックが、取り付かれた悪夢を振り払う。0−2と完敗を喫した3月20日のホーム福岡戦。チーム戦術の要となる左サイドバックを任された磯崎は「思うように力を発揮できなかった」と消極的なプレーに終始。以来、チーム構想から完全に外されていた。
左サイドバック。現役時代の都並敏史監督(43)のポジションで、その後継者として期待されたが、応えきれなかった。チームはここまで1勝5敗1分け。サイドバックの誤算は構想を大きく狂わせたが、都並監督は「すべての原因はメンタル的なもの。リラックスして、本来の力を発揮してもらいたい。彼は日本でも有数のサイドバック。これを乗り越えたら爆発してくれると願っている」と試練を与える決断を下した。
磯崎はスタメン落ちのショックから、床に就いても眠れない日々が続いた。「不眠症気味だった」ときまじめな性格が災いし悩みは増幅。毎晩、いいイメージのプレーをビデオで確認し、テープが擦り切れるほど研究したという。
「恵まれた環境に甘えすぎていた部分もある。もう一度、原点に立ち戻ってハングリー精神を呼び起こしたい」。眠りから覚めた磯崎が、ひと皮むけた姿を見せつける。【下田雄一】
[2005/4/22/11:17 紙面から]
写真=左サイドバックで先発予定のDF磯崎
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