リオデジャネイロ五輪の大会組織委員会は13日、マリア・レンク水泳センターの水が緑に変色した問題で、水球とシンクロナイズドスイミングが行われるプールの水を同日夜に全面的に入れ替えると明らかにした。14日に始まるシンクロナイズドスイミングに影響しないようにするための措置。

 組織委は原因について、契約業者が誤って過酸化水素を投入したためと説明。結果的に塩素の作用が弱まり、藻が発生したとみられるという。

 排水し、近くの練習用プールの水を入れる作業には約10時間かかる。隣接の飛び込み用のプールも緑色に濁っているが、競技が続いていることもあってフィルターでの浄化で対応するという。組織委や国際水連(FINA)は選手の健康に害はないとの見解を示しているが、一部の水球選手は目の痛みを訴えていた。