東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が、あいさつに立った。

「東京は史上初めて2度目の夏季パラリンピックを迎えます。前回の東京パラリンピックは障がいのある方々に、自立と社会参画を促し、その後の日本にパラスポーツの発展をもたらしました」とした。その上で「アスリートとスポーツの力で世界と未来を変える。それが私たちの使命です。パラアスリートは人間には無限の可能性と、限界を超える能力があることをいつも教えてくれます。幾多の困難を乗り越えてきたその姿で、私たちに立ち上がる力と希望を与えてください。組織委員会は、この東京大会がパラアスリートの努力をたたえ、社会が変わる舞台となるように最後まで全力で支えてまいります」とした。

橋本会長は、1カ月前の五輪開会式では途中で感極まり「同じアスリートとして、私は世界のすべてのアスリートを誇りに思います。そしてたたえたいと思います。自信を持って舞台に上がってください」と涙声で呼びかけていた。

IPCパーソンズ会長は「ここまでこられたことが信じられない気持ちです。地球上で最も変革を起こす力があるスポーツイベントが始まろうとしています」と感謝。その上で「アリガト、ジャパン、アリガト、トウキョウ」と叫んだ。