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統一球導入アンケート“継続”支持が69％と圧倒
- 統一球アンケート
日本プロ野球選手会が、日本野球機構（ＮＰＢ）に統一球についての見直しを申し入れました。統一球導入について、ユーザーの意見を募集したところ「継続」が３４４票（６９％）、「見直し」が１５２票（３１％）と「継続」を支持する意見が多数を占めました。
本塁打の減少など明らかに影響が出ていますが、プロ野球ファンは決して悲観的にはとらえていないようでした。両方ともに共通しているのは、世界基準という観点。ＷＢＣやメジャーに挑戦する日本選手が増え、野球ファンの目が国内だけを見ているのではないという意識の変化が感じられました。「この統一球を克服し、さらに強い日本の野球を」というファンの期待があるように感じられた結果でした。
【継続派の意見】
来年あるWBCで体格も力もあり低反発球もスタンドに軽々運ぶ外国人と戦う為には今の統一球を使い続けたほうが良い。緻密な打撃をしやすくなる。（男性・２０代・東京）
打てないことを現実と受け入れるべき。ポンポンとホームランが出るようになったからと言ってファンは喜ばない。変えるのなら、メジャー球を採用すればよい。元に戻すのは絶対反対。午前中からメジャーの中継を見られるようになっているんだから、ファンは昔より目が肥えている。（男性・３０代・石川）
誰でも打てる打撃戦が見たいわけじゃない。（男性・３０代・千葉）
今までは飛ぶボールで打者が有利で、投手がそれを抑えるべく努力してきた。今度は打者が統一球でも打てるよう研究すべき。そして、レベルを上げればよいと思う。（男性・４０代・千葉）
去年西武の中村は統一球でもあれだけ本塁打を打った。今年の日ハム稲葉も導入２年目で対応してきている。要は各選手の適応力の問題。（男性・３０代・北海道）
（１）世界基準に合わせるべき（２）統一した上で打撃技術を向上する努力をするべき（３）これもルール！（男性・４０代・東京）
本来野球は1点を争うゲームのはず。それが本塁打1発でひっくり返る、昨年までの現象は異常。の中軸を打つ長距離打者ならともかく１、２番打者までもが簡単に本塁打を打ててしまうボールやバットは何らかの規制が必要と前々から思っていた。大味な野球は興趣をそぐ。また、打撃戦は、試合時間を長くしてしまい、ファン離れの一因ともなっていたのではないか。（男性・５０代・神奈川）
ただ単に打撃が低調になったからといって一旦取り入れたルールをころころ変えていてはかえって現場が混乱する。統一球の見直しは投球に即影響するので、バットの基準を少し緩和するなどの対応がいいのではないか。（男性・４０代・静岡）
大リーグのボールはもっと飛ばないとのことなので、もっと飛ばなくてもいいくらい。国際化していくなら、同じ道具を使ってほしい。（男性・４０代・東京）
狭い球場で力任せな野球をやっていた球団があぶりだされた。緻密さを兼ね備え、そのうえでいまの統一球を飛ばせるようにしてこそ、選手のレベルアップがはかれる。見直すのであればメジャー球と同じにすればよい。ガラパゴス化はもうたくさん（男性・４０代・福岡）
これが実力。おかわり君のように自分で鍛えるのが筋（男性・４０代・東京）
たった一年での結論はまだ早いと思います。国際大会でいつも日本が長打を打てずパワー不足を露呈していたので、統一球に慣れれば、今後は他国よりも有利になるのではないか思います。（男性・３０代・福岡）
飛ぶ球での本塁打量産は邪道。真の強打者を育てるのが重要。また、乱打戦より投手戦の方がTVで見る分には見甲斐があり、面白い。（男性・６０代・愛媛）
球団ごとにそれぞれの使用球を用意するなどとはありえないこと。統一球当然です。ホームランが減った？ それは選手の実力の問題。選手会長の新井選手が連盟に再考を強く要望？ 日本選手の実力が現れたケースでしょうから変える必要はないと思います。ホームランを増やす肉体改善について考えた方が無難です。（男性・５０代・東京）
【見直し派の意見】
今の完封率には違和感。投手の実力が上げ底になっているようで、やや興ざめ。（男性・４０代・東京）
そもそも国際基準に準拠しているのかどうかが疑問。導入前に戻せとは思わないが、国際格差を明確に是正したものにならないと、この手の議論はいつまでも続く。（男性・３０代・埼玉）
試合展開がつまらない。使うにしてもメジャーと同じ球を使う等してほしい（男性・２０代・神奈川）
ちみちみとした野球なんか、誰が見ますか？高校野球じゃあるまいし４番にバントさせたら、ダメでしょ！！野球の魅力はなんといっても１発です。プロは特に点の取り合いが見応えあるところなので、今の統一球は絶対に反対です。（男性・４０代・三重）
このボールを使い続けたら、いずれ２０００本安打や３００本塁打を記録する選手はだれもいなくなるのではないでしょうか。始めのうちは緊迫した投手戦も楽しいと思っていましたが、今では決定力不足の貧打戦にしか見えません。先制・逃げ切りのサッカーのようなスコアの試合ばかりで、得点シーンも少なく逆転の可能性が少ないので、試合を見なくてもニュースのハイライトだけで充分になってしまっています。（男性・３０代・東京）
本当につまらない。球場以外で、テレビなどではまったく見る気がしない。ましてや3点差があくとまるでコールドゲームのようでスリルもない。４番打者が１０本程度では子供にも人気が出ない。憧れの打者がいないチームのファンには絶対ならない。過去の打撃記録との比較もできなくなる。球場が以前に比べて広くなっているのだから以前のボールで問題なかった。２０１０年でも別に打高投低ではなかったのに、ひどいことをしたものだ。早くしないと取り返しのつかないほどプロ野球人気が冷え込んでしまう。オールスター後からでも元に戻すべきと思う。（男性・４０代・鳥取）
数試合の国際大会のために年間１４４試合が犠牲になったのではたまったものではない。そもそも本当に飛ばないボールを使うことによって打者のレベルアップに繋がるのか。２０１１年は前年に比べてほとんどのチームの犠打数が増えたがむしろこうした小技＝小兵の増加はレベルの低下を招くのではないか（男性・１０代・兵庫）
以前は、球場、マウンド、ボールを球団が決定していた。自軍を有利にするという意味合いもあるが、投打バランスも調節して面白い野球、求められる野球に人為的操作されていたとおもう。だから適性なバランスであった。今は、統一球で、調整機能がなくなってしまった。飛ばないボールで成績が下がるのは物理的法則で選手が悪いのでなく背広組がアホなのである。（男性・４０代・埼玉）
［2012年5月3日9時16分］
