世界ランク5位の錦織圭(25=日清食品)が、同9位のダビド・フェレール(スペイン)に3-6、5-7のストレートで敗れ、2大会連続優勝を逃した。

 フェレールには過去7勝3敗で、昨年からは5連勝中だった。1月の全豪オープン4回戦でもストレート勝ちしていた。しかしこの日は相手の巧みな守りに手を焼き、ショットも研究されていた様子がうかがえた。

 単独日本人最多となる9度目のツアー優勝は逃したが、今回の準優勝により2日発表の最新世界ランクで、クルム伊達公子と並ぶ日本人史上最高の4位に浮上する。

 錦織は6日から日本代表として、バンクーバーで行われる国別対抗戦デ杯でカナダと対戦する。