競輪、楽しんでいますか?

 最近、少々親しくさせてもらっている選手から、時を同じくして、名選手の送別会の写真が送られてきたので、ご紹介を。

花束を手にした関根幸夫さんの送別会。関根さんの左が坂本英一選手、右が和泉田喜一選手
花束を手にした関根幸夫さんの送別会。関根さんの左が坂本英一選手、右が和泉田喜一選手

 1枚目は長年、南関の先行選手としてレースを引っ張り、5月22日に引退した関根幸夫さんの送別会で、7月中旬、御徒町に同期の59期を中心に先輩やファンが集まった。提供してくれたのは同期の坂本英一選手(なぜか、英一さんがセンターなのが笑えるが…)。坂本選手は「たくさんの人が来てくれたけど、この中で同期の現役は俺と和泉田(喜一選手)だけになっちゃたよ。寂しいね」と話していた。ケガもあって今期はチャレンジで走っている英一さんだが、まだまだ頑張れ!

鈴木誠さん(前)を囲んで、左から後閑信一さん、星川淳さん、宮倉勇選手、高木隆弘選手
鈴木誠さん(前)を囲んで、左から後閑信一さん、星川淳さん、宮倉勇選手、高木隆弘選手

 もう1枚は、GP、G14勝という輝かしい戦績を残し、7月12日にバンクを去った鈴木誠さんの送別会。8月上旬にお台場で行われたそうだが、これが実に濃いメンバー。どこか共通するというか、お互いが響き合うというか。「1本筋が通った男達の集まり」といったところだろう。提供者は宮倉勇選手。う~ん、それにしても渋い。

佐久間仙行さん。当方を含めた周りの記者仲間はカット
佐久間仙行さん。当方を含めた周りの記者仲間はカット

 最後は送別会ではないが、懐かしい顔を1枚。東京の、特に立川の顔として長年S級トップで活躍した佐久間仙行さん(17年1月13日、引退)で、現在は立川市内で整骨院を営み、忙しい日々を送っている。先日、市内で記者仲間による佐久間さんを囲む会が催され、「昔の東京は強くて怖い先輩がたくさんいてさ。その割になかなか若手が出てこないから、記念やG1じゃ、いつになっても俺と川口(満宏)さんが一番下でね。そりゃもう毎回、大変だったよ」といった話で盛り上がった。


 なんかいいんだよな、競輪選手って。【栗田文人】