【山本幸史・Vライン】

◆12R・伊東八景賞 諸橋愛の鋭脚が魅力だ。先頭の鈴木竜士が抜群の出来。初日に放った快速まくりは、鈴木と連係した大槻寛徳が「久々に味わった」と言うほどだった。今日、別線を率いる郡司浩平、吉田敏洋はまくりタイプ。逆に、鈴木は逃げに迷いがない。展開は番手の諸橋に向く。郡司や吉田のまくりを止め、貫禄の差し足を披露する。

別線の鍵は郡司が握る。鈴木を後ろに置いて逃げるのか、まくりで諸橋のブロックをかいくぐるか。道中で鈴木の脚力を消耗させることができれば逆転ありとして、単穴に狙った。落車後の不安を一掃した吉田も連圏内だ。