エースエンジンの56号機は一昨年の覇者、新田雄史(30=三重)がゲットした。

 「出ていくってわけじゃないけど、ゆとりがあります」と、新田は独特の表現で手応えを話した。直前の津周年優勝戦では最終Mで逆転負けを喫し、地元G1初制覇を逃した。

 「選手になって一番のショックでした」と悔しさをにじませたが、「あのレースの後でも、このエンジンに乗れる。まだツキはありますね」。ポジティブ思考で2年ぶりのSG制覇を目指す。