児玉碧衣(20=福岡)が予告通りにデビュー戦を快勝発進だ。「学校での競走訓練でも記憶がない」という初手は7番手もまったく動じない。赤板から動いた増茂るるこ、田中まいを追って、打鐘で大外一気にカマして先制。「緊張はまったくしなかった」の言葉通り、最終2角でも後方をチェックして踏み直した。この児玉をとらえるのは容易ではない。堂々の逃げ切り劇で宣言した完全Vが現実味を帯びてきた。