絶対王者・高橋貢(44=伊勢崎)が湾岸決戦を制し、5年ぶり4回目の大会優勝を飾った。自己の持つ最多優勝記録を189回に伸ばした。

 高橋が的確かつ絶妙なさばきを見せつけた。「試走はそれほど手応えがなくて厳しいと思っていた」。機力的に半信半疑ながら最後方から着実に順位を上げていく。7周1角では2番手に進出。残り1周の青旗を通過すると、逃げた鈴木との差を一気に詰めた。「換えた初日のタイヤが後半までずっとグリップしてくれた」。接地感十分のタイヤがマシンを後押しした。最終3角で抜け出して勝負を決めた。