熊本市立必由館高を出ている小林優香(22=福岡)にとって、熊本地震は人ごとではなかった。母校は現在は避難場所となっており「高校の先輩から『助けて』って連絡があったので、行ってきました。いつも通っていた橋も壊れていて時間もかかりました…」と、想像以上の被害ぶりに胸を痛めていた。16日に全日本自転車競技選手権大会に参加、17日夕に伊豆から帰郷すると、車を走らせて救援物資を届けた。帰宅できたのは前検日の午前3時。そんな過密日程にも「開催が終わったらまた行きます」と一層の支援を約束した。今開催は被災地に思いを胸に戦う決意だ。