川口オートの優勝戦は湿走路で行われ、鈴木清(43=川口)が4年ぶり13回目の優勝を飾った。

 地元の鈴木にとってメモリアル開催となった。準々決勝8Rで通算500勝を達成。準決11Rは最後の直線で先行車が外に膨れるラッキーな2着で、今年初優出を決めた。優勝戦は実績がある雨を味方につけた。「全面ぬれていたけど、水気がなくて自分の一番好きな走路となった。外が滑っていたのでチャンスがあると思った。次の1勝が優勝で最高です」。試走1番時計の加賀谷が4周1角で先に抜け出す。思い切り開けて外を回る加賀谷に対し、鈴木はインからインの経済コースを攻める。5周1角手前で先頭を奪って押し切り、雨巧者同士のバトルに決着をつけた。