勝って反省、負けても納得? 川村晃司(40=京都)が、まくりで快勝した準決を自らバッサリと斬り捨てた。

 準決10Rは中団4番手回り。後続が仕掛けなかったこともあり、最終ホームから前受けした高木翔がそのまま先制し、すんなりの展開をまくった。だが、本人の評価は手厳しかった。

 「(前受けした)高木(翔)君がかかっていてきつかった。後ろを連れて行けなかったし、申し訳ないですね。準決は全然駄目」と反省しきり。「初日の方が山中(秀将)にまくられたけど、先行できたし、内容的には良かった」と自らに駄目出しした。目先の勝利より内容を重視することこそ、G1クラスの高いレベルを目指している選手の境地。「決勝はしっかり出し切れるように」と、納得の走りを誓っていた。