6Rの予選2は石井貴子(28=東京)が大健闘の2着に粘り込んだ。

 ペースが緩んだ最終ホームから、お手本のようなカマシを放った。後続を大きく突き放し、直線半ばまでは先頭で頑張ったが、リオ五輪銅のケイティ・マーシャンの直線強襲に屈した。苦笑いの石井は「普段は音が聞こえるけど、今日は音も聞こえなかった。4角までは夢を見たんですけどね…」と悔しそうに振り返った。

 ただ、手応えもつかんだ。「久々にレースしたな、という感じ」と充実感を口にする。この2着で7場所ぶりの決勝切符もゲット。不振を脱した石井貴子が、決勝も見せ場をつくる。