ボートレース界の頂点と、女子選手のNO・1を決める、SG第31回グランプリ(住之江)と、プレミアムG1第5回クイーンズクライマックス(平和島)の開幕が近づいてきた。年末の総決算に向けて、カウントダウンコラムを19日まで、17回連載でお届けする。

<SGグランプリ>

 (1)大会の歴史 第1回は86年に住之江で行われ、彦坂郁雄(引退)が優勝。優勝賞金は3000万円だった。服部幸男が優勝した97年の第12回から優勝賞金1億円となった。14年から出場枠が獲得賞金上位18位までとなり、トライアル競走が1stと2ndの2段階になった。

 (2)昨年の優勝戦 15年のグランプリは1号艇の山崎智也が、インから逃げて優勝。この年はオールスター、グラチャンも制覇し、年間3冠を達成。大会の直前に奏恵夫人が女児を出産。新家族の誕生を祝うドラマチックな優勝劇だった。

<G1クイーンズC>

 (1)大会の歴史 近年の女子レースブームを象徴する大会として12年に誕生。第1回は大村で行われて三浦永理が優勝。優勝賞金1000万円を手にした。14年の第3回からは優勝戦が大みそかになり、より注目度が増している。

 (2)昨年の優勝戦 昨年の福岡で行われた第4回大会は、1番人気の1号艇三浦がコンマ02のフライング。1周2Mを先マイした地元の川野芽唯が後続を振り切り、G1初優出で初優勝のシンデレラストーリーとなった。また、三浦のフライングにより返還額は10億円を超えた。

※明日はGP賞金16~18位