115期の新鋭、大谷健太(28=埼玉)がアクシデントを乗り越え、デビュー初優出を狙う。

 2日目まで1、1、2着と好調だったが3日目2Rで思わぬ形での落とし穴が。6コースからスタートしたがスリット手前で急に失速。「浮遊物を巻いてしまって…」。出遅れ返還ながら、選手責任外の出遅れのため、賞典除外は免れた。しかし予選4走目得点ゼロは痛かった。

 11Rは5号艇で3着に食い込み、得点率7・20の7位タイまで戻した。「伸びを中心に足はいいです。特訓よりもレースへ行って足がいい」。うまく仕上がった実戦向き56号機の後押しもあって、優出への望みはつながっている。

 4日目は4Rの1回乗り。優出ボーダー7・50とみると、1着で届く。「頑張りたいです」と目を輝かせた。幸い、予選ラストは1号艇。初のファイナル進出へ向け、気合の逃げに期待だ。