谷口遼平(22=三重)は前検日から「状態が悪いし、全然自信がありません」と不安の塊だった。ところが、いざふたを開けてみると予選7Rで村上直久の先行をひとまくり。

 レース後「意外と出ましたね。だめだめと思って、開き直ったのが良かったのかも」と苦笑いでレースを振り返った。ただ、まくりになった展開には「足に自信がないから、先行しようという気持ちになかなかならないんですよね」とやはり弱気の虫が。準決に勝ち上がったからにはさらに相手は強力。しかし、好調時には107点をキープしたこともある。本来からならこのクラスでも十分戦えるはずだ。