吉田拓矢(21=茨城)がパワー全開で準決10Rを逃げ切った。

 青板前からレースが動くと、赤板過ぎに稲毛健太をたたいた。「あそこですんなり出られてよかった。あれでペースに入れられた」と満足そうに振り返った。「今回は最終日にピークを持っていくように調整をしてきた。決勝はいいパフォーマンスを出せる」と準決の走りで手応えもつかんだ。

 松戸はS級特昇を決めたバンクで相性もいい。決勝も自慢のスピードを発揮し、来月の日本選手権(ダービー)へ優勝で弾みを付ける。