【大野義孝のオレに任せろ】

 【11R】鐘ケ江将平のS速攻戦に期待する。当大会は16年9月地元飯塚の開催でG1初優出(5着)を果たした思い出あるタイトル戦。同年11月には地元開設60周年記念で2度目のG1優出(6着)を決めた。

 今大会の初日7R(湿)は、8枠から好Sを決めて3番手に付け、1周3角で首位を奪う速攻劇を披露。2日目10R(良)と3日目8R(良)も好Sを決めたが、ともに3着止まりに終わった。「3日目もきつい展開と滑りで思い切り(グリップを)開けれなかった。2日目のレースをやり直しているみたい。同じコーナーの風景を12周も見ました」と苦笑い。だが、気持ちは負けていない。

 今年は地元開催のSG全日本選抜は病気(へんとう炎)のため欠場し、悔しい思いもしたが、地元一般戦は連続優勝中で好調をキープしている。準決に向けて、「車は基本的にいいですね。整備を考えて上積みを狙う」とパワーアップを図る。「Sが切れているから0オープンの方がいい」と闘志満々だ。

 相手は全国ランク1位の鈴木圭一郎だ。新井恵匠の攻撃力、浦田信輔と岡部聡のさばきも要注。(1)=(5)から(6)(7)(3)。