日本代表が23日、横浜DF栗原勇蔵(24)の追加招集をキャンセルした。背筋痛を抱えるDF水本がプレーできない時を想定し、岡田監督がリストアップ。20日夜には横浜に中東遠征合流への準備要請が届いていた。だが22日の練習で水本のプレーにメドが立ったため、栗原招集を見送った。

 栗原はこの日、「見送られたことは今朝聞いた。あまり気にしなかったけど」と話した。ナビスコ杯大宮戦後に直接中東に飛ぶことを考え、パスポートも移動用のスーツも持参していただけに、残念そうな表情は隠せない。それでも気持ちを切り替え、試合では大宮を完封。「今後選ばれるかは、自分が頑張るかどうかの問題になった。今回のことで、プレーを見ていてくれるのは分かったから」と前向きに話した。