神戸のFW大久保嘉人(25)が、俊輔とのコンビで得点力をアップさせる。15日の日本代表招集は確実。岡田監督はセルティックMF中村俊輔を呼ぶことも示唆しており、05年10月8日の東欧遠征ラトビア戦以来2年7カ月ぶりに「大久保&俊輔」のコンビが実現する可能性が高い。

 この日は神戸市内で精力的に2部練習をこなした大久保は「俊輔さんとはいつ以来かな?

 ボールが安定するし、パスも出てくる。オレとしてはやりやすいし、楽しみだね」と期待を膨らませた。最後にコンビを組んだ05年は、代表でも所属のマジョルカでも控えだったが、今はエース格に成長。岡田ジャパンに欠かせない存在になった。欧州で磨きをかけた中村俊のパスに、DFの背後に飛び出した大久保が反応-。2人の連係で攻撃力が増ことは間違いない。

 これから夏にかけては正念場だ。キリン杯からW杯アジア3次予選4連戦と1カ月で6試合をこなす過密日程。さらには北京五輪に出場するU-23(23歳以下)代表にオーバーエージ枠で招集されることが有力で、期待は高まるばかり。日本の切り札として、大久保はゴールを目指して走り続ける。【益子浩一】