北京五輪で惨敗した反町ジャパンの左SB長友が、敗戦ショックを振り切るようにはつらつと岡田ジャパンに合流した。「五輪の悔しさを晴らしたいです。そのためにはとにかく、戦いたい」と意気込んだ。

 岡田監督は当初、五輪組のA代表招集は見送る方針だった。だが、DF阿部が右足に不安を抱えていることもあり、急きょ長友の合流を決めた。長友は岡田監督が視察した東京-浦和戦で、これまで通りに攻守を積極的に繰り返し、コンディションの良さをアピールしていた。「コンディションはまったく問題ないです。元気です」という。

 合流後、五輪での惨敗には触れずにねぎらってくれた先輩たちの配慮に感激。「お疲れ、くらいで、それ以上は言わないんです。皆さん気を使ってくれているんですね」と周囲に感謝。W杯アジア最終予選へ気持ちを切り替えていた。