磐田は、今季ホーム初勝利を挙げた。

 後半20分、MF小林祐希(24)の右クロスに、逆サイドから走り込んだDF中村太亮(26)が胸トラップから右足ゴールを決めた。J1での得点は、京都時代の2010年8月21日横浜戦(1-2)以来約6年ぶり。「ボールが出てくると信じて走った。いい雰囲気のスタジアムで勝利できてよかった」と話した。

 名波浩監督(43)のもとでは、初めて試合を通して3バックでプレー。広島とまったく同じ3-6-1のシステムで、相手の攻撃の長所を消すサッカーを徹底した。普段は左サイドバックを務める中村太は左のサイドハーフに入り、攻守でハードワークを見せた。「本番での3バックは初めてだったけど、みんなが前向きに取り組んでいた。オプションの1つとして、自信になる結果だった」と振り返った。