【北村恵吾】感謝と悔しさと覚悟 ヤクルト戦力外「生き残れなかった」心に残る2打席

毎年9月末~11月初旬に行われる、球団にとっても心苦しい通達があります。来季の契約を結ばないことを伝える、戦力外通告。北村恵吾内野手(25)は10月26日、ヤクルトから受けました。直後、取材に応じ、心境を吐露。現役続行を希望しています。

プロ野球

★北村選手が語った主な内容

  • 戦力外通告を受けた直後の心境と現役続行への意思
  • 開幕1軍から2度の降格 思うような成績が残せなかった4年間
  • プロ初打席グランドスラムほか 脳裏に焼き付く二つの思い出

◆北村恵吾(きたむら・けいご)2000年(平12)12月18日、岐阜県大垣市生まれ。中学時代は西濃ボーイズ所属。近江では甲子園に3度出場(1年夏、3年春夏)。高校通算44本塁打。中大では1年春からベンチ入り。4年時は主将を務め、春秋のリーグ戦でベストナイン獲得。22年ドラフト5位でヤクルト入り。23年5月6日DeNA戦(神宮)で公式戦初出場。通算66試合、37安打、打率2割4分、6本塁打、27打点。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1300万円。

巨人対ヤクルト 4回表ヤクルト1死二塁、バットを折りながら内野安打を放つ北村恵吾(26年5月5日)

巨人対ヤクルト 4回表ヤクルト1死二塁、バットを折りながら内野安打を放つ北村恵吾(26年5月5日)

スーツ姿で球団事務所へ 「ありがとうございます」

2026年10月26日。北村はスーツ姿で都内の球団事務所を訪れた。

「ありがとうございます」

エレベーターのボタンを押していた人に一礼。これから伝えられることに気づきながらも、暗い表情をすることなく周りへの気遣いを見せた。

エレベーターを降りるとフロントらが待つ部屋の中へ。しばらくしてから、一つの封筒を持って、出てきた。

「今季で契約は終わりと言われました」

覚悟はしていた。この先のためにも前を向き、くよくよ落ち込むようなことを口にすることもなかった。

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2001年(平13)愛知県犬山市生まれ。2歳の頃から大阪府大阪狭山市で育つ。中高は管弦楽部に所属。神戸大から24年入社。
24年5月から主にアマチュア野球を取材、25年1月から阪神担当。26年はヤクルト担当。
大学時代はクイズ研究会などに所属。趣味はスポーツ観戦と坂道アイドルやロックバンドのコンサート、フェスに行くこと。幸せな瞬間は温泉地に行って日本酒を飲んでいるとき。