ジュビロ磐田FW小川航基(19)が11日、高卒2年目でのプロ初得点に闘志をみなぎらせた。この日は、今日12日のルヴァン杯アウェーベガルタ仙台戦(午後7時、ユアスタ)に向けて磐田市内の大久保グラウンドで最終調整に臨んだ。1トップでの先発が濃厚となり「ゴールという結果を残したい」と気合十分。全体練習後も最後までグラウンドに残り、シュート練習やダッシュなど入念な準備を行った。

 プロ公式戦初先発となった3月15日の同杯ホーム札幌戦では、チーム最多タイの3本のシュートを放って存在感を示した。「十分通用するという自信を持てた」。一方で決定機を決めきれずに、無得点。後半37分には途中交代した。その後、リーグ戦では第4節神戸、前節横浜戦でメンバー入りも出場は神戸戦のみ。それだけに今回の一戦を「リーグ戦でも使ってみたいと思わせるために、自分にとってキーになる試合だと思う」と位置付ける。

 5月には、韓国で行われるU-20(20歳以下)W杯も控える。同日本代表のエースとしても期待されており、「シュートも良い感覚で打てたし、期待してもらっていい。試合が楽しみです」と、頼もしい言葉を並べて敵地に向かった。【前田和哉】