横浜F・マリノスは主将MF斎藤学(27)をケガで欠く中、DF松原健(24)のプロ初ゴールなどでアウェーで清水エスパルスに快勝した。

 前半15分、左サイドのスローインからMF扇原貴宏(25)がクロスを入れ相手DFにクリアされたが、こぼれ球を拾った松原が左足でコースを突いてゴールネットを揺らした。「右足でシュートを打とうと思ったけど、DF2枚が食いついていたので、1回切り返せばはがせるかなと思って、うまくいきました」と振り返った。

 プロ7年目にして、Jリーグ初得点をマークした。今年4月に結婚したばかりの新婚。ゴールパフォーマンスは特になく「どうすればいいのか分からなかった。指輪にキスをするパフォーマンスをすればよかったけど、(得点直後で)自分が結婚していることを忘れていた」と笑顔だった。

 後半には途中出場のFWウーゴ・ヴィエイラ(28)が2得点を挙げて勝利。DF中沢佑二(39)は、J1通算550試合出場を達成した。節目を白星で飾り「(松原)健のいいシュートがあって、ウーゴも2点決めてくれた。すごく苦しい展開だったけど、(勝てて)恵まれていると思う」と話した。