<なでしこリーグ:INAC神戸2-3浦和>◇第1節◇30日◇ノエスタ

 昨年6位の浦和がINAC神戸を破り、敵地で開幕戦白星を飾った。後半13分、MF加藤千佳(20)が先制点。同28分にはMF猶本光(20)が約35メートルのロングシュートを決め、2-2で迎えた後半ロスタイムにCKから再び猶本が決勝のゴールで白星をつかんだ。

 昨年、控えに回ることが多かった猶本は、試合後、目に涙を浮かべ「まずは勝てたことに対してうれしかった。ホッとした。去年の悔しさもあり、皆が『よかったね』と言ってくれて、こみあげるものがありました」。吉田靖監督も「INAC神戸の力を封じるためには前からプレッシャーをかけ続けるしかなかった。選手たちはよくやってくれた」と、90分間走り続けた選手たちをたたえた。