<J1:G大阪2-1山形>◇第6節◇17日◇万博
アジア王者を倒す大金星は、ならなかった。G大阪の攻撃を「全員守備」ではね返そうとした山形だったが、1-2で逆転負け。イレブンが体を投げ打って前半はゴールを守り、ロスタイムにはMFキム・ビョンスク(23)が先制点。だが後半に2点を奪われ、相手の厚い攻撃力に敗れた。勝ち点を上積みできなかった小林伸二監督(48)は、悔しさを隠さなかった。
大金星が、するりと手から抜け落ちた。自陣で守勢に回る時間が続いても小林監督の指示通り、FWを除く8人で徹底的に引いて守った。業を煮やした相手攻撃陣は、ミドルシュートの空砲を打つばかり。そして前半終了間際、流れが変わった。DF石川の右CKをDFレオナルドが折り返しキムが左足でゲット。指揮官は笑顔をはじけさせた。
「後半の入りをしっかり行こう」。ハーフタイムに指揮官が飛ばしたゲキに応えたかったが、耐えきれなかった。後半26分、相手MF遠藤に同点弾を許すと33分には、かつて山形に在籍したFWレアンドロに決勝弾を奪われた。「力関係を考えればドローでOK」と繰り返してきた指揮官は、悔しさをにじませた。
小林監督は「(秋葉と佐藤健の)ボランチ2人がへばってました。もっと早い時間に変えられなかったかなぁ」と交代のタイミングを反省した。それでもアジア王者を追い詰めた。この自信を今後の成長の糧にするつもりだ。「負けたけどガンバから点を取れた。うちには収穫があった試合」と指揮官。勝ち点の上積みはならなかったが、チームの成長に手応えを感じ取った。【山崎安昭】



