清水MF本田拓也(25)が“恩師”へ引導を渡す。次節湘南戦(14日=アウスタ)へ向け11日、約2時間の調整を行った。充実した表情でグラウンドを引き揚げた本田は「今は、球際の強さだけじゃなくて、パスもさばけるようになった。成長した姿を見せるのが恩返しだと思っている」と、08年北京五輪で代表チームを率いていた湘南の反町監督との対戦を心待ちにした。

 次節の勝利は、湘南のJ2降格を意味する。「反さんには、ステップアップさせてもらった。大学生の時に(代表に)呼んでもらって、プロの選手たちと国際経験を積めたことは大きかった」と感謝するが、勝負と恩義は別物と割り切る。「反さんには悪いけど、きっちり勝たせてもらいます」。不敵な笑みを浮かべた本田が、湘南を突き落とす。【前田和哉】