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コラム「“チームnikkan”のアメフト講座 〜フットボールの楽しみ方〜

華麗なロングパス&男前ぶりに女子は絶叫!

 「高橋さんアメフト好きですよね? 応援するページを企画してるんですよ。でね、社員なら原稿料いらないんで、何か書いてもらえませんか」と電子メディア局サブマネジャーY氏がやってきたのが8月末。プレー経験なし、マネジャーもスカウティングスタッフもやったことなし、チアリーダーでもなかった私に出番が回ってくるのも押し寄せる経費削減の波ゆえでしょう。

 とはいえ、観客動員数を増やすための草の根運動(特に女子対象)を続けてきたことだけには自信があります。東京ドームのビールをえさに若いアルバイト女性らを、京都の美味しい食べ物をネタにして友人たちを、試合に引き連れていったこともたびたびです。

 親兄弟・彼氏などが選手であれば別ですが、フットボールを見たことのある女性は多くありません。突破口に使うのは、リーグや専門誌による選手名鑑や、各チームが工夫を凝らして作るイヤーブックです。一人でも「あらっ、この人・・・」とひっかかってくれれば、ヘルメットかぶってるから顔はあんまり見えないってことはこの際秘密にして現場へ引きずりこみます。

 ルールはややこしくは見えますが、基本的な得点方法とダウン更新のポイント、主なる反則だけ覚えれば大丈夫。防具がぶつかり合う激しい音に最初とまどってはいても、華麗なロングパスが決まった瞬間、「きゃーーっ」と叫ばない女子はおらず、大きなラインの攻防からするするっと抜け出た小柄なRBがエンドゾーンに飛び込む姿に胸を打たれない女子もいないようです。ハードなタックルで危機を救うディフェンスの男前ぶりに心惹かれる人もおります。また、作戦タイムや攻守交代等、お弁当やおやつを食べたり一杯飲んだりする時間が案外ある点も、一粒で何度もおいしいもの好きな女子に向いているのではないでしょうか。ただし優勝のかかった試合、残り時間数分まで結果が見えない拮抗した試合になると、心臓がバフバフしてそれどころではなくなりますのでご注意ください。

 本場米国でも特にテレビ観戦者は女性のほうが多いと言われているとか。学生なら自分の学校のチームの練習や試合をのぞいてみる。社会人も案外取引先などにフットボール関係者がいたりするものです。ぜひスタジアムへ、秋の行楽メニューに「フットボール」を加えてみてください。

高橋かおり(たかはし・かおり)
1987年日刊スポーツ新聞社入社、総務局勤務。93年1月のライスボウル、正月呆けの頭でぼーっとテレビを眺めていていきなりルールが理解できた気になり、スタジアム通いを始める。94年12月、これまたテレビで見ていた甲子園ボウルで立命館大学の天才QB・東野稔に惚れ込み、秋の関西通いを始める。08年はアリゾナ・カーディナルスのWRフィッツジェラルドに夢中になるも、優勝を願うのは常にタンパベイ・バッカニアーズ。忘れられない試合は95年立命大-京大@西宮球場、98年立命大-京大@長居陸上、00年のNFCチャンピオンシップ、タンパベイ@セントルイス(これはテレビ)。

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