ジャマイカ陸連は12日、男子100メートルの前世界記録保持者アサファ・パウエルら6選手の世界選手権へのエントリー取り消しを国際陸連に求めたが、その申請を取り下げたことを明らかにした。国際陸連がジャマイカ陸連に対し再考を求めた結果で、パウエルらは予定通り出場することになった。

 関係者によると、パウエルらを指導するフランシス・コーチとジャマイカ陸連が対立。6選手がニュルンベルクでの事前合宿に参加しなかったことから、ジャマイカ陸連がエントリー取り消しを国際陸連に申し入れた。

 国際陸連は世界選手権への悪影響があるという理由で、ジャマイカ陸連に再考を促した。

 今回の騒動に男子短距離のウサイン・ボルトは関係していない。