陸上の愛知・名古屋アジア大会代表選考を兼ねた日本選手権(12日開幕)の前日会見が11日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われ、前回男子100メートル覇者の桐生祥秀(30=日本生命)が出席した。

10年前の同競技場で挑んだ日本選手権は雨中のレースで現日本記録保持者の山縣亮太に敗れて3位。不本意ながら16年リオデジャネイロ五輪代表となった記憶がある。

そこから10年。今春に完成したばかりで9月のアジア大会の舞台にもなるトラックに再び戻ってきた。

「1週間前の予報では雨だった。10年前も雨でしたけど、明日(12日)、明後日(13日)、明明後日(14日)は晴れになっている。いい感じで来て天気もいい感じにしてくれている」と笑顔を見せた。

日本歴代3位9秒98を持つ桐生は前回大会を10秒23で制し、5年ぶり3度目の日本一に輝いた。さらには昨年8月には8年ぶりの9秒台をマークした。

今年5月の関西実業団選手権では予選、決勝で10秒0台をそろえた。

30代に突入しながらも上り調子のスプリンター。今季は「日本記録と自己ベスト」を目標に掲げる中、アジア大会代表入りには「行けたらいいですよね」と笑顔で答える。

ただ、やるべきことは分かっている。

「優勝すればもちろん内定ですけど、タイムを出さないといけない。タイムと勝負はどっちも狙っていきたい」。