<全国高校駅伝男子>◇26日◇京都・西京極陸上競技場発着(7区間42・195キロ)◇47校<7区:5キロ>

 鹿児島実の高田が3・9キロ地点で世羅・大工谷の後ろにピタリとついた。トラック勝負だ。残り約300メートル地点で高田が猛スピードで抜き去った。両手を挙げてゴールテープを切り、2時間3分59秒で鹿児島実が初優勝を飾った。高田は「ラスト300メートルまで余裕を持っていこうと思っていた。みんなに感謝したい」と話した。

 上位順位は以下の通り。(1)鹿児島実(鹿児島)(2)世羅(広島)(3)九州学院(熊本)(4)仙台育英(宮城)(5)須磨学園(兵庫)(6)青森山田(青森)(7)佐久長聖(長野)(8)田村(福島)(9)秋田工(秋田)(10)倉敷(岡山)<6区:5キロ>

 世羅は藤川も順調に首位を走る。2位には鹿児島実が上がってきた。差は約13秒。4位まで差は約35秒で、アンカー勝負となった。(1)世羅(広島)(2)鹿児島実(鹿児島)(3)九州学院(熊本)(4)仙台育英(宮城)(5)青森山田(青森)<5区:3キロ>

 世羅は箱田も堅実な走りを見せた。2位仙台育英との差は約12秒とやや詰まった。

 5区→6区中継所の上位順位は以下の通り。(1)世羅(広島)(2)仙台育英(宮城)(3)鹿児島実(鹿児島)(4)青森山田(青森)(5)九州学院(熊本)<4区:8・0875キロ>

 世羅は渡辺が淡々とした走りで首位を独走。タスキを渡した。2位仙台育英との差は約18秒。

 4区→5区中継所の上位順位は以下の通り。(1)世羅(広島)(2)仙台育英(宮城)(3)青森山田(青森)(4)九州学院(熊本)(5)鹿児島実(鹿児島)<3区:8・1075キロ>

 1・6キロ地点で世羅(広島)のディランゴが一気に先頭集団の3人を抜き去った。リードをそのまま広げる。

 3区→4区中継所の上位順位は以下の通り。(1)世羅(広島)(2)青森山田(青森)(3)仙台育英(宮城)(4)鹿児島実(鹿児島)(5)九州学院(熊本)<2区:3キロ>

 須磨学園は2区山本も力強い走りで首位をキープ。

 2区→3区中継所の上位順位は以下の通り。(1)須磨学園(兵庫)(2)仙台育英(宮城)(3)九州学院(熊本)(4)秋田工(秋田)(5)倉敷(岡山)<1区:10キロ>

 スローペーシでレースは進んだ。中間点は40人弱の集団で通過した。7キロ地点で須磨学園(兵庫)の西池が先頭で引っ張る。集団は7人ほどになった。残り800メートルで西池がスパート。先頭は3人。西池がさらにスピードを上げ、先頭でタスキを渡した。

 1区→2区中継所の上位順位は以下の通り。(1)須磨学園(兵庫)(2)鹿児島実(鹿児島)(3)仙台育英(宮城)(4)九州学院(熊本)(5)諫早(長崎)