<福岡国際マラソン>◇4日◇平和台陸上競技場発着(42・195キロ)

 市民ランナーの星、川内優輝(24=埼玉県庁)が日本人トップの3位に入り、ロンドン五輪代表の最有力候補に躍り出た。20キロすぎで一度は先頭集団から脱落したが、30キロを越えてから驚異の粘り腰。前を行く今井、前田と並び、37キロで前田を振り落とし、38キロすぎから今井を後ろに置いて飛び出す。そして2時間9分57秒のタイムでゴールした。五輪切符をグイッと引き寄せる力走ながら、来年2月の東京に照準。「東京に合わせて練習しているので、そこで勝負したい。記録を狙います」と話し、2時間8分37秒の自己記録の更新を誓った。なお、初マラソンのケニア人選手ジョセファト・ダビリ(26=小森コーポレーション)が初優勝した。