<びわ湖毎日マラソン>◇4日◇滋賀・大津市皇子山陸上競技場発着(42・195キロ)

 ロンドン五輪の男子代表最終選考会。一般参加で27歳の伏兵、山本亮(佐川急便)が自己ベストを3分26秒も更新する2時間8分44秒で日本人トップの4位に入り、初の五輪代表が確実になった。

 昨夏の世界選手権10位の中本健太郎(安川電機)は2時間8分53秒の5位。ケニア出身で初マラソンのサムエル・ドゥング(愛知製鋼)が2時間7分4秒で優勝した。

 ことしの箱根駅伝2区で区間賞を獲得した出岐雄大(青学大)が初マラソンで9位と健闘。世界選手権7位の堀端宏行(旭化成)は終盤に失速して11位、今井正人(トヨタ自動車九州)は42位だった。

 雨天のレースは31キロすぎからドゥングが独走。日本勢の争いは38キロ手前で中本が堀端を抜き去ったが、トラック勝負で山本が逆転した。(スタート時雨、気温7・7度、湿度73%、東北東の風1・2メートル)